前科がある方が更生していく様子

「更生する」

 

という言葉を耳にすることがあるかと思います。

 

「更生」ってどんなイメージでしょうか?

 

犯罪を犯した方が、人目を忍んで生活しているようなイメージでしょうか?

 

人によって持っていらっしゃるイメージは違うかと思いますが、弊事務所では実際に前科、前歴のある方を雇用して日常生活も管理している会社様のお力添えをさせていただいています。

 

具体的には、刑事事件で弊事務所の弁護士にご依頼いただいた依頼者様に対して、希望するならば雇用してくださる会社をご紹介させて頂き、雇用後に定期的に依頼者様とお話をさせて頂く、という取り組みをしています。

 

お話=心と思考のメンテナンス

 

を意味しています。

 

今回は、とても嬉しい報告をいただいたのでその件について。

 

ちょうど1年ほど前に窃盗で捕まり、身柄を釈放されることになった依頼者様が「帰るところがない、お金もない」とおっしゃるので身元引受人となり雇用して社の寮に住まわせてくださる社長と縁をつなぎました。

 

社長は快く引き受けて下さり一生懸命働いていたようなのですが、ある日お仕事の大変さと人間関係によるストレスで弊事務所の元依頼者は逃げ出してしまいました。

 

結局数日後に戻ってきて「今回は最低なことをしてしまった、もう1度頑張りたいです」と元依頼者は会社の方々としっかり話して同じ会社の別の部署で働くことを決断しました。

 

そこで、同じことが起こらぬように定期的にお話を伺わせて頂くことにしました。

 

心理学に基づいてお話を聞かせていただき、頭の整理をするお手伝いを3回ほどさせて頂いた時に、劇的な変化を遂げていらっしゃいました。

 

仕事に行きたい!!と責任感を持って取り組んでいること、会社の方々に恩返しをしたい!!という思いを持ってお仕事をしていらっしゃること、自炊をしてお昼はお弁当を持参し、晩御飯も自分で作っていること、を教えてくださいました。

 

逃げ出してから約3か月しか経っていないのに「人ってこんなに短期間で変わるんだ!!」ととても嬉しく思いました。

 

会社の方々がとても大きな愛情で大切に育まれた結果です。

 

更生保護って素晴らしい!!!!

 

と感動しました。

 

いいご縁に恵まれて、ご本人の前進する意思があれば人は必ず変化出来る、人生は変えられる!!

 

この記事を目にして、ご自身が望む人生を手にする方が出てくると嬉しいのですが、という思いを込めて投稿させていただきます。