示談が成立しない時

「示談が成立しないのですが、今依頼している弁護士で大丈夫でしょうか?」

 

という電話が事務所に度々入ります。

 

今依頼している弁護士で示談は成立するのか?

 

「示談が成立するかどうか」

 

を気にしている、ということは

 

「起訴されるかどうか?」

 

を気にしている、と言うことです。

 

確かに気になるでしょう、お気持ちがわからないでもないです。

 

しかし、一番大切なことを忘れていませんか?

 

 

今一度しっかり考えてみてください。

 

 

そもそも、なぜ示談が必要な事態に陥ってしまったのでしょうか?

 

誰が何をしたからでしょうか?

 

 

ある日突然自分が警察に被害届を出さざるをえないような目に突然遭ってしまったとしましょう。

 

大金を盗まれたり、突然身体を触られたり、大けがをさせられたり、という感じでしょうか。

 

自分にとんでもない試練を与えた相手が

 

「裁判にかけられたくない、仕事を失いたくない」

 

と必死になって弁護士事務所に「示談が成立しないんです!!」と助けを求めていたらどんな気持ちになりますか?

 

 

大概の人は「本当にこの人は反省しているのだろうか?」と思うでしょうし

 

「自分がひどい目に遭っているのに、自分をひどい目に合わせた相手が起訴されたくない、示談を成立させたい!!って必死になっていたら、犯人は自分のことしか考えられないのか!!」

 

ととても腹が立つでしょう。

 

 

「とんでもないことをしてしまった」

 

という気持ちを忘れないでください。

 

その気持ちを受け止めて今後の人生をしっかり生きていかなければ!!

 

と思う人のお手伝いをさせていただきたいです。

 

「誰が何をしたから逮捕されてしまったのか?」

 

忘れないでください・・・・・・