弊事務所を卒業された依頼者様のお話

本日は、刑事事件で捕まり、不起訴(裁判にかけられることなく)になり、理想的な形で社会復帰をしている方へのインタビュー記事を綴っていきたいと思います。

この方は、店舗で万引きをしたとして、逮捕勾留されていました。
弁護方針としては、被害者がある犯罪ですので、店舗に被害弁償を行おうとしました。
しかし、店舗の方針で被害弁償は受け取らないこととしており、弁償を行うことができませんでした。
もっとも、被害額が大きくないことが考慮されて、最終的には不起訴処分となりました。

ところで、この方は、地方から出てこられており家族とも連絡が取れず、関西圏には身寄りがありませんでした。
そのため、釈放後の生活に大きな不安を抱えておられました。
そこで、弊事務所で就労場所の紹介等をさせていただきました。

~以下弊事務所のスタッフからのインタビュー~

Q.捕まった時に、留置場や鑑別所でどんなことを思いましたか?

A.「地獄」だと思った。プライバシーがないし、先に入った人、後から入った人、罪状などの上下関係があり、きつくて「死のうかな?」「2度とこんなところに戻りたくない」と思った。

Q.釈放が決まったときにどう思いましたか?

A.釈放されて、外に出ることが出来たところで、親元にも帰れないし(親御さんと連絡が取れない状況でした)居場所がない、と思いました。

Q.釈放されるけど、その後の生活が心配になって弊事務所の弁護士に相談してくださったんですね?

A.はい

~このタイミングで、弊事務所から、寮完備の会社様にご紹介させていただきました~

Q.住むところ、働くところ、が決まった時どう感じましたか?

A.人生をやり直せるかも!?と思いました。

Q.現在の生活やお仕事はどんな感じですか?

A.仕事については、職場でとても大切にしてもらっています。
 生活については、寮を準備してもらい、社長をはじめ、会社の人が時には厳しく、時には優しく見守ってくださるおかげで安心して過ごすことが出来ています。

Q.社長の勧めでスポーツを始めたんですよね?

A.本音を言えば、最初は気が進まなくて嫌々始めたんです。でも、身体を動かすと気持ちがいいし、今は「続けていきたいな」と思っています。

Q.今後の未来をどう描いていますか?

A.「今の職場で長く働いて恩返しをしたい」と思っています。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

こちらからのインタビューのお願いに、とても快く応じて下さいました。
現在は、お仕事を始めて約半年、弊事務所としても、ステキなご縁に大変感謝しております。

現在、「人生をやり直せるのだろうか?」と思っている方が、「やり直せるかもしれない」と思っていただけるきっかけに、この記事がお役に立つことを祈っています。。。